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オール巨人「漫才で患者を救う」大阪でトークショー

トークショーを開き、C型肝炎の早期治療を訴えるオール巨人

 漫才コンビ「オール阪神・巨人」のオール巨人(58)が19日、大阪市内でC型肝炎の治療に関するトークショーを開いた。

 医師のすすめで今年2月から治療を決意した巨人は週1回、ウイルスの増殖を抑えるインターフェロン治療を受けている。今月10日、歌手の伍代夏子(48)もC型肝炎で闘病中であると公表したことを受け、「伍代さんの歌や僕らの漫才があるトークショーをしたいですね。病院のロビーでやりますか?」と巨人は構想をぶち上げた。

 さらに、「実はチャリティーも考えてます。僕の中では動きだしてます」とキッパリ。プロ野球元阪神の赤星憲広氏(34=スポニチ評論家)は現役時代から盗塁数に応じて車いすを贈る活動を続けている。年間300〜400回、舞台に立つベテランは「漫才1本につき1000円くらいためて、C型肝炎患者のために使ってもらおうかと思っている」と意欲を見せた。

 C型肝炎の慢性患者数は現在、日本で150万人と推定され、実際に治療を受けている患者は50万人程度と言われる。巨人は虫垂炎を手術した約15年前、同時に受けた検査で体内にC型肝炎のウイルスがいることが分かった。C型肝炎は進行すると肝臓がんになる可能性があるとされるが「元気だったので、すぐに治す必要もない」と判断、これまで治療を見送ってきた。

 「新しい治療法は副作用が少なく、しんどくない。ウイルス検査をぜひ受けください」。巨人は早期検診、早期治療の重要性を訴えた。

[ 2010年8月20日付 ]

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