＜浜田幸一容疑者＞拘置取り消しの準抗告を棄却…千葉地裁

　知人の会社に借金の担保として差し入れた株券を勝手に売却し、２億円の損害を与えたとして背任容疑で千葉県警に逮捕された元衆院議員の浜田幸一容疑者（８１）の弁護人が千葉地裁に拘置取り消しを求める準抗告を申し立て、地裁は１８日付で棄却した。

　浜田容疑者側は、融資を受ける際の契約内容について「２億円を借りて半年後に３億円を返却するという年利１００％の暴利行為で、契約自体が民法に違反し無効」と主張。担保保全義務はなく背任罪は成立しないと申し立てた。また、「歩行がおぼつかないなど健康状態に不安があり、通院もしている。証拠隠滅や逃亡の恐れもなく、在宅捜査で十分」としていた。【中川聡子】

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