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適時打に響く「ハイサイおじさん」興南、春夏連覇に王手2010年08月21日 春夏連覇と沖縄勢の夏初優勝がかかる興南か、40年ぶり2度目の夏制覇を目指す東海大相模(神奈川)か――。
20日、準決勝の2試合があり、興南は報徳学園(兵庫)に6―5で逆転勝ち。東海大相模も打撃戦を制し、成田(千葉)を11―7で下した。 決勝は21日午後1時から、阪神甲子園球場で行われる。 オレンジ色に染まった三塁側の興南(沖縄)応援席が一気に沸き上がった。5点を追う5回、1死二、三塁で慶田城(けだしろ)開選手が2点適時打を放つと、沖縄代表の応援では定番の歌謡「ハイサイおじさん」の軽快な音色が響き渡った。今大会で一時「封印」されていた曲の復活に応援も勢いづき、「イーヤーサッサ」の掛け声や指笛も。この回、さらに1点追加した。 酒飲みのおじさんを歌った「ハイサイおじさん」は高校野球の応援歌にそぐわないという声があり、1回戦後は演奏が控えられた。しかし、応援演奏をする市立尼崎高(兵庫県尼崎市)吹奏楽部顧問の羽地(はねじ)靖隆さん(62)によると、「やらないの?」と惜しむファンや保護者らの声を受け、この日「解禁」した。 1回戦後は練習していなかったが、なじみ深い曲に演奏の息もぴったり。羽地さんも「この曲はみんながのる」。7回の同点打、勝ち越し打でもタイミング良く響かせ、観客は総立ちで曲に合わせて歌ったり踊ったりした。 地方大会ニュース
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