(cache) ウオツカの夜間販売禁止 モスクワ、ビールは対象外 - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • ウオツカの夜間販売禁止 モスクワ、ビールは対象外

     【モスクワ共同】“飲酒大国”ロシアの首都モスクワ市は18日、ウオツカなどの強い酒を午後10時から午前10時まで販売禁止にすると発表した。政府が進める節酒キャンペーンに沿った措置で、9月1日から始める。ただし、ビールなどアルコール度数15%以下の飲料は対象外。

     インタファクス通信によると、市当局者は「問題なのは、ビールは連邦法で酒として扱われないため規制できないことだ」と説明。同市は、消費が増えているビールなどの低アルコール飲料を酒に分類するよう、連邦議会に法改正を働き掛けているという。

     強い酒については、これまでも午後11時から午前8時まで販売を禁じていたが、当局から許可を得た店は24時間販売が可能だった。今後はこのような“抜け道”がなくなる。飲食店での酒の提供は規制されない。

     ロシア国民の飲酒量は世界平均を大きく上回り、飲酒絡みの死者が年8万人に達するとの推計もある。アルコール依存症も社会問題化。政府はウオツカの最低販売価格を引き上げるなど対策に力を入れている。

      【共同通信】