はやぶさ:JAXA責任者が川端文科相に成果報告

2010年6月21日 19時34分 更新:6月21日 20時13分

はやぶさが着陸した小惑星イトカワについて、川端達夫文科相(右)に説明する、川口淳一郎はやぶさプロジェクトマネジャー(中央)=文科省で2010年6月21日、永山悦子撮影
はやぶさが着陸した小惑星イトカワについて、川端達夫文科相(右)に説明する、川口淳一郎はやぶさプロジェクトマネジャー(中央)=文科省で2010年6月21日、永山悦子撮影

 小惑星探査機「はやぶさ」の帰還を成功させた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の川口淳一郎・プロジェクトマネジャーらが21日、文部科学省を訪れた。川端達夫文科相は「元気が出るメッセージを出してもらった。成果を踏まえて次(後継機)もしっかりと考えたい」と話した。

 川口マネジャーは、はやぶさが着陸した小惑星イトカワの物質が入っていると期待されるカプセルについて「徐々に開けつつある。時間をかけて分析したい」と説明した。

 川端文科相は「昨秋にエンジンが止まったと聞いた時はほとんどだめだと思った。ドラマチックなことが多く、関心を呼んだ」と、はやぶさの旅を振り返った。

 また、川口マネジャーは、分析中の試料容器以外のカプセルを、夏休みにJAXA宇宙科学研究所(相模原市)と東京・丸の内の広報施設「JAXAi」で公開する計画を披露。川端文科相も「40年前、大阪万博で展示された『月の石』以上のものになる」と期待を示した。【永山悦子】

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