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そんなにうらやましくない????社長公募!新卒年収650万!

増沢 隆太
RMロンドンパートナーズ(㈱RML慶文堂) 代表取締役/東京工業大学特任教授
増沢 隆太/仕事術
3.5
8,399
2010年8月19日 17:59

「上場メーカーが社長を公募。年収3500万」とか、「大手証券会社の新卒社員の給与は月54万、年収にして650万」といったニュースが注目されています。
確かに給与条件は破格ですよね。うらやましい・・・・・・ものなのでしょうか?その中身をきちんと検証することで、給与・収入というキャリア決定のフレームが見えて来ます。

「どうがんばって、どんな成果をもたらしたか」以外では、会社のお金を使うことは普通は許されません。その説得を出来るかどうかで給料、ボーナスは決まって行きます。この不景気です。がんばるのは「当然」、がんばらない人はいらない、と言われてしまうのではないでしょうか。そんな環境でいくら「がんばりました」アピールをしても意味がないのです。極論すれば「がんばらなくとも、成果が出た」でも評価される可能性は高いと言えるでしょう。
もちろん単なるラッキーだけで評価されるほどのばく大な成果があった、という1回限りかも知れませんが。

一方小遣いは給料ではありません。だから全く仕事をしていなかった小学生の私もパパから手渡しで小遣いをもらうことが出来ました。「仕事」とは上記のような、何らかの成果や家計における生産性意味します。子どもとして勉強をがんばることは、将来のキャリア構築につながり、親子であればゆくゆくは親にもそのリターンがある「かも」知れないという、細ーい可能性では生産性かも知れないですが、やはり勉強は自分のためであり、キャリアの視点からは仕事とは呼ぶことは出来ないでしょう。

元に戻ります。
社長として3,500万もらえるのは、会社に3,500万以上の利益をもたらすことが出来るからです。
社長でなくとも、ヒラとして年収350万もらえるのは、課長として600万もらえるのは、某証券会社の新入社員が650万もらえるのは、会社に、その金額以上の利益をもたらしているからだという事実は動かすことが出来ません。

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