山本モナで今さら大騒ぎするメディアのトンチンカン

　２年前から交際してきた不動産投資会社社長（３３）と入籍した山本モナ（３４）が８月１７日、“おノロケ会見”を開いた。

　まずは「７月の終わり頃に結婚しようと言われた」と明かし、モナからの“逆プロポーズ”を否定。また、相手のルックスを「ＥＸＩＬＥのＴＡＫＡＨＩＲＯ似のイケメン」と褒め、“明るい家族計画”について「３人ほど授かれば」と期待感を示した。今後は「彼を支えていく」とし、芸能界引退も示唆した。

　テレビ、新聞はモナの“幸せボケ”発言を熱心に紹介している。しかし、この大騒ぎぶりに戸惑っている人が多いのでは。

　今のモナの仕事は「大竹まこと　ゴールデンラジオ！」（文化放送）だけで、ＣＭ、テレビのレギュラーはゼロ。先月はモナの“縄張り”新宿２丁目のゲイバーが舞台の「新宿ミッドナイトベイビー２０１０」で初舞台＆初主演をこなしたが、ほとんど話題にならず。つまり、モナはすでに賞味期限の切れたタレントだ。

　芸能評論家の金沢誠氏がこう言う。

「モナのタレント生命は２年前に２度目の不倫騒動でフジの情報番組『サキヨミＬＩＶＥ』を降板した時点で終わっていました。スポンサーもテレビも“不倫タレント”を怖くて使えないからです。モナが門外漢の舞台に出演したのは苦肉の策だったと思います」

　所属プロの「オフィス北野」もモナの引退を残念がる様子はない。

「オフィス北野は最初の“路チュー不倫”で『ＮＥＷＳ２３』を降板させられ、困っているモナに手を差し伸べ、見事再生させました。ところが、その結果は『サキヨミ』の再降板です。数千万円にも上るＣＭ違約金が発生したといい、事務所はその尻拭いに追われました。ヤヤこしいタレントはＣＭ違約金を払ったら、サッサと出てってもらって結構という心境のようです」（芸能関係者）

　さらば山本モナ。

（日刊ゲンダイ2010年8月18日掲載）