近畿地方の病院で治療を受けていた男性が家族の承諾で脳死判定を受け、19日朝早く、脳死と判定されました。脳死になった原因などは公表されず、専門家は情報公開のあり方が課題になっていると指摘しています。
脳死と判定されたのは、近畿地方の病院で治療を受けていた18歳以上の男性です。連絡を受けた日本臓器移植ネットワークのコーディネーターが、健康保険証の記入欄を調べるなどして本人に脳死の判定や臓器提供を拒否する意思がなかったことを確かめ、家族の承諾で脳死判定が行われました。その結果、19日午前4時24分、男性は脳死と判定され家族に死亡が告げられました。男性が脳死からの臓器提供を希望していたかどうか不明だということで、家族の承諾によって脳死判定が行われたのは、今月9日に脳死と判定された男性に続いて今回が2例目です。日本臓器移植ネットワークは、脳死になった原因や男性の年齢それに脳死判定を行った病院の名前などは、家族の意向として公表していません。これについて各国の臓器移植に詳しい東京大学の米本昌平特任教授は「情報が過剰に伏せられている印象がある。脳死からの臓器移植が安定的に行われるためにも、脳死判定のあり方だけでなく家族への説明のしかたや同意の取り方についても検証し、公表していくべきだ」として情報公開のあり方が課題になっていると指摘しています。