沖縄県宮古島市の海岸に、麻薬に指定されている「ケタミン」が流れ着いているのが見つかり、警察は、洋上での取り引きに失敗するなどして、流れ着いた可能性もあるとみて、麻薬取締法違反の疑いで捜査を進めています。
先月20日、沖縄県宮古島市伊良部の海岸で、市内に住む男性が、長さ1メートル余りの筒状のカプセルを見つけ、中にビニール袋に小分けされた白い粉が入っていたため、地元の役場を通じて警察に届けました。警察が調べたところ、白い粉は麻薬に指定されているケタミンとわかり、量は14キロあったということです。ケタミンは動物用の麻酔薬として使われていましたが、人が吸い込むと幻覚症状を引き起こす作用があり、3年前から使用などが禁止されていますが、若者などが隠し持っていたり、使用したりして逮捕される事件が相次いでいます。警察は、何者かが洋上での取り引きに失敗してケタミンが流れ着いた可能性もあるとみて、麻薬取締法違反の疑いで捜査を進めています。