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うなぎ輸入元改ざん、3社が共通認識か、「箱替え販売」覚書交わす/神奈川

2010年8月20日

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 イトーヨーカ堂元社員らによる中国産うなぎの輸入元改ざん事件で、転売先の高山シーフードが日洋と売買契約をする際、箱を入れ替えて販売する旨の覚書を交わしていたことが19日、分かった。県警はこの覚書を押収しており、高山シーフードはヨーカ堂からも購入していることから、ヨーカ堂を含む3社が輸入元改ざんについて共通の認識を持っていたとみて調べている。

 関係者などによると、高山シーフードが冷凍うなぎを購入したのは2005年7月と06年2月、5月の3回で計78トン。初回と2回目は4トンと34トンを日洋から、3回目は40トンをヨーカ堂から購入していた。初回は口頭での契約だったが、2、3回目は書面で契約。2回目の契約の際、日洋と高山シーフードとの間で「箱を入れ替えて販売する」とした覚書を交わしたという。

 高山シーフード社長の高山智廣容疑者(54)は逮捕前、神奈川新聞社の取材に対し「売買を担当していた従業員の小池信行(容疑者)が、関係者から『ヨーカ堂の名前は出さないで売ってくれ』と言われた、と私に説明し、私もそれで了承した」などと話しており、ヨーカ堂、日洋、高山シーフードの3社が、ヨーカ堂の名前が出ないよう箱を入れ替えて転売することを互いに分かっていた可能性が高いとみられる。

 また県警は同日、食品衛生法違反の疑いで、元ヨーカ堂食品事業部海外担当マネジャー石原荘太郎容疑者(58)=千葉市=ら6容疑者を送検。箱の入れ替え作業で冷凍倉庫を小池容疑者に紹介するなどした、同容疑者の知人の水産物販売会社の実質経営者の男(47)についても食品衛生法違反の疑いで逮捕状を取っており、中国から帰国次第、逮捕する方針。

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