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【芸能・社会】函館の自由の女神像を撤去 突如出現から2カ月2010年8月19日 19時59分
歴史的町並みが残る北海道函館市元町の「自由の女神」像について、設置した地元水産業者が19日、景観にそぐわないとする市側の要請に応じ、像を撤去した。 高さ約6メートルの像は、函館山のふもとにある業者の店舗前に6月上旬、突如“出現”した。北村暢一社長によると、インターネットオークションで購入。設置理由は「店舗2階を休憩やカラオケができる自由な空間にしたことの目印」だった。 記念撮影する観光客の姿も見られたが、教会や寺院が立ち並ぶ市指定の都市景観形成地域の一角とあって「町並みに合わない」との声が相次ぎ、複数の団体が市に撤去の要望書を提出。 指導や勧告を続けた市に対し、北村社長は「(景観に配慮し)敷地の端っこに設置した」などと理解を求めたが、最後は知人の説得で撤去を決めたという。 観光客が残した記念サインや「壊さないで」「残りますように」とのメッセージが書かれた女神像。19日午後、台座から外されると、クレーンで高さ10メートル以上までつり上げられ、くるくると回りながら店舗屋上へ。集まった人たちからは「飛んだ。女神像が飛んだ」と興奮の声が上がった。 (共同)
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