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【芸能・社会】

三重塔に800年前の落書き? 京都の浄瑠璃寺

2010年8月19日 20時41分

 浄瑠璃寺三重塔の天井板裏側に描かれた落書きの赤外線写真=4月、京都府木津川市(川面美術研究所提供)

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 京都府木津川市の浄瑠璃寺にある三重塔(国宝)で、最下層の天井板の裏側に、帽子をかぶった人物の落書きがあることが19日、府教育委員会への取材で分かった。天井板には鎌倉時代以降、数回にわたり模様が描かれており、最も古い場合は約800年前の落書きの可能性がある。

 府教委によると、落書きは縦横約10センチ。先端に丸いものが付いたピエロのような帽子をかぶり、手に棒のようなものを持って笑っている人物が墨で描かれていた。

 昨年11月から進めていた檜皮ぶきの屋根のふき替え工事で、天井板40枚をはがしたところ、裏に落書きがあるのを発見。三重塔は普段、非公開であることなどから「最近のものとは考えにくい」という。

 三重塔は平安末期の1178年に平安京から移築。府教委によると、鎌倉時代から江戸時代にかけて、約3メートル四方の天井に花などの模様が彩色され、随時手が加えられた。

(共同)
 

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