松江市議会は18日、臨時会を開き、島根県東出雲町との合併を決める関連3議案を賛成多数で可決した。町議会は17日の臨時会で同様の議案を可決しており、両市町は9月上旬にも県へ合併を申請する。県議会の議決などを経て、来年8月1日に山陰最大の20万人都市が誕生する。
臨時会では、市が町を編入する廃置分合議案など3議案を賛成30、反対2で可決。電算システムの統合などの合併準備費を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案も可決した。
東出雲町は2002年に、松江市と旧八束郡8町村を枠組みとする合併協議から離脱。07年に初当選した鞁嶋弘明町長の要請で昨春から協議を再開した。
議決後、松浦正敬市長は「名実ともに山陰地方のリーダーとして力を発揮できる素地ができた」と述べた。
両市町の人口は計20万8723人(7月1日現在)。合併後は鳥取市を抜いて島根、鳥取両県で最多となる。
|