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沈黙の民主、逃げ腰の文科省…朝鮮学校無償化の結論迫る (1/2ページ)
朝鮮学校への高校授業料無償化適用をめぐる検討が大詰めを迎える中、民主党議員らが沈黙を続けている。無償化適用への批判は相変わらず強いが、19日に開かれた民主党の文部科学部門会議でも、この問題について文部科学省の担当者に質問した議員は皆無。
一方で、判断当事者であるはずの文部科学省でも「首相官邸が判断する」などと“逃げ腰”ムードが蔓(まん)延(えん)する。秘密裏に作成した同省専門家会議の報告書案もひた隠しにしており、関係者がそろって矢面に立つまいと必死になっている。
19日の文部科学部門会議には、文部行政に詳しい民主党議員らがズラリと顔をそろえた。中川正春文部科学副大臣や文科省担当者から来年度の政策について説明を受けるなかで、高校無償化も議題に上ったが、朝鮮学校について質問する議員はいなかった。
朝鮮学校が拉致事件を起こした北朝鮮や朝鮮総連の支配下にあり、独裁政治を支える思想教育が行われていることについて、批判的な議員は民主党にも少なくない。だが、朝鮮学校の実態を問題視せず、適用の判断基準にしない文科省への批判は封印された格好だ。