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うまかもん祭り(柳橋連合市場)

幅3m程の狭い路地をはさんで鮮魚を中心に野菜、果物、精肉などの約50軒の店がひしめき合うようにして立ち並んでいる市場があります。

ここが今回ご紹介する「柳橋連合市場」です。

生鮮食料品の豊富な品揃えで有名で、通称「博多の台所」と呼ばれ、早朝には地元の料理人が食材を品定めする姿もみられます。

威勢のいい掛け声が響く市場内では、玄界灘の活きのいい魚が大衆魚からとらふぐ、あんこう、あらなどなどの高級魚まで並べられ販売されています。そのほかにも辛子明太子をはじめとする博多の味を提供する名店も数多くあります。

その柳橋市場で毎年11月の第1日曜日に必ず開催される名物のお祭りがあります。
それは「うまかもん祭り(柳橋連合市場大起業祭)」です。


(うまかもん祭りの広告)


(うまかもん祭りの看板)

今回の「うまかもん祭り」には地元の人だけでなく熊本、長崎、大分、鹿児島から遠くは関東圏から約2万人の来場がありました。


(多くの人出でにぎわう市場)

今回の「うまかもん祭り」は前日に雨が降ったこともあってテントが傾いたりしたので10:00からのイベントスタートのために役員全員が7:30に集合し会場設営を行いました。

このイベントに来たお客さんに柳橋ではならではの鮮魚のほかに様々な食べ物が販売されました。


(刺身の100円コーナー)


(タイ、マグロ、カンパチの刺身 一皿100円)


(帆立貝の姿焼き 一枚200円)


(100円均一屋台コーナー)


(無料もちコーナー)

このほかにも各個店では大安売りの売出しが行われていました。


(塩鮭 一匹600円)


(大安売りの鮮魚)


(さんまの炭焼き)


(特製やさい天 3枚100円)


(カレーパン 1個120円)


(お孫さんをおんぶして働く吉田鮮魚店のご主人)

また、様々な子供じゃんけん大会、オークション、マジックショー、カラオケ大会、ピエロのパフォーマンスショーなども開催されました。


(オークションの豪華賞品の数々)


(オークション風景)


(ピエロのパフォーマンスショー)

楠下広師(くすしたひろし)理事長に「うまかもん祭り」を始めたきっかけについてお話を聞くと・・・


(楠下広師理事長)

「普段から柳橋連合市場を利用しているお客様に年に1度感謝の気持ちを表すためにこのうまかもん祭りを始めた。今年で11回目になるイベントだが、毎年9~10月くらいになると毎回お客さんから問い合わせがあっており、すでに地元に定着したイベントになっていると思う。また、毎年11月の第一日曜日に必ず開催するようにしている。なぜかというと、この時期は「あら」が一番おいしい時期。その「あら」を3匹30kgを捌いて「あら鍋」として提供することでお客さんに喜んでいただきたいと思っている。今回はあら鍋2,000杯を皆さんに一杯100円で振舞うことにしている。」と、このお祭りの趣旨を述べてくれました。


(大鍋であら鍋をつくる)


(2000杯のあら鍋を準備するスタッフ)


(あら鍋コーナー)


(お客さんにあら鍋を渡すスタッフ)

また、柳橋連合市場全体については・・・
「今、市場にいらっしゃるお客様の70%が営業の皆さん方で、30%が一般の消費者である。業務用の商売は競争がかなり激しいので、多くの消費者にこのイベントを通じて柳橋を知ってもらい、できれば消費者の割合を40%くらいにあげていきたいと考えている。そのためには、とにかく接客が重要なので、組合で勉強会を積極的に行なっている。柳橋市場周辺には大型店やスーパーもできてきており、競争は激しくなっている。市場ではスーパーでできないようなサービスを提供していきたい。それは市場の特徴である「対面販売」であり、単に食材を売るだけでなく、どうやって新鮮な魚を見分けるかや調理の仕方などを丁寧に教える、そんなお客さんとのコミュニケーションを大切したい。なので、一度市場に来ていただければ、スーパーとの違いがわかるはずである。」


(個店でうられる鮮魚)


(対面販売するお店の方)

市場の再開発については・・・
「各地から多くの視察があり、再開発して箱型にしたらいいのに・・・という意見も多いが、いつも市場を利用していただいているお客様に調査をしたところ、回答者の90%以上が「このままのほうがいい」との回答があったので大規模な再開発はしないことにした。われわれとしてはまずは地域のお客様、特にいま利用しているお客様の声を聞くことが重要だと思っている。そういうこともあってお客様にとって滑って歩きにくかった市場内の歩道を一年かけてカラー舗装をして歩きやすい歩道にした。この3色のカラーの意味は緑は野菜、青は海、オレンジは台所の色をあらわしている。」


(カラー舗装された市場内の歩道)

「市場にあふれる魚や肉の匂いは食品そのものの匂いなのでいいと思っている。ただ、お客さんの口に入る食べ物を扱う市場として、清潔感が大事であり、衛生面には大変気を使っている。」

今後の発展については・・・
「市場としては、とにかく自分たちでできることやっていく。これしかない。」と決意を述べられていました。


(うまかもん祭りでにぎわう市場内の風景)

柳橋連合市場
代表者:理事長 楠下広師
会員数:43店舗(役員数9名)
所在地:福岡市中央区春吉1-5-1(地図)
設 立:1918年
沿 革:博多駅からバス5分、柳橋下車。前身は昭和初期、大浜の魚市場から仕入れた鮮魚を大八車に乗せて販売した阿部明氏の店「明(あきら)市場」。その後、隣接地に商店が集まりサービス市場、中央市場等、各市場を形成。戦時中、一時業績は低迷したものの、終戦と同時に再び急速な活況を取り戻す。後、各店が合体したいわゆる柳橋連合と改称。任意組合のもとに統一され平成4年8月、柳橋連合市場協同組合を設立。

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コメント (1)

田口 敏浩:

今回、はじめて11月4日行くつもりです。
妻と一緒にいつもは昼休みに魚を買いによっています。
今日も

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