うそ作文の見本です

これは、文章の見方・真贋判定の仕方でもあります。
以下の、最近ネットに投稿された記事をご覧下さい。
http://www.inter-edu.com/forum/read.php?904,919196,page=2

まず、目の着けどころは、事実関係がしっかりと書かれているかどうかです。その点でこの作者の場合1行目からおかしい。「最近は教室が増え」というところです。全国から数多くの要請がありますが、この6年ほど教室はまったく増やしておりません。提携教室は、経営がまったく違います。ほんとうに「通っている」方なら、H・Pはたまに見ているはずなので、こんな事実誤認はしません。

通常、社会的には、もうこの時点で、この文章は読むに値するものではないと判断されてしまいます。

「新しい先生」は生徒の数に比例して自然増です。当教室の場合、正式に講師になるにはなかなか難しく、研修を積み、その過程で淘汰されてしまうとか、1年で契約更新されない方もあり、急激な講師の増員は無理です。

以下の記述のことごとくが、一知半解の理解で、実情とはあっていないところが多々あります。おそらく、この投稿の作者は、当教室で契約更新されなかった方だと考えております。

当教室に他塾での講師経験者はおりません。そのような方は別な価値観に固まっていますので,正式な雇用しません。学生のときにバイトしていたくらいは例外です。いろいろと問題のありすぎる文章ですが、特に、「本物の国語と受験」のところに誤解や問題があります。

当教室のカリキュラムをそのまま真似てやっている塾があり、そちらの教室は「本物の国語」と名乗っているようですが、当教室は、自分たちのしている国語を「本物」などと名乗ったことは、これまで一度もありません。そもそも、何がその「本物」を担保するのでしょうね。そちらが本物なら、きっと私たちの教室は「にせもの」になりますね。笑。

当教室での学習は、学校でも進学塾でも学ぶことのできないことの学習ですから、それら既存の国語の成績とは一切関係ありません。そして、入室の際には必ずこの点を確認して入室してもらうことにシステム的になっていますから、この方のような疑問を持つ方はいらっしゃらないはずです。そうでなければ、よほど誤解なさって入ってきたはずで、そのような方は、すぐにお止めになり、「通っている」ことはないはずです。

受験のところもおかしなところがあります。そもそも、H・Pでも書いているとおり、当教室は内発的動機付けを第一優先しております。つまりテストのための勉強という外発的な動機付けは極力、避けており、また、そのような方の入室自体も拒否しております。ですから、受験指導をするのは極めて例外事項として、しかも、親御さんとの緊密なご相談と合意の上、こちらの独自のやり方でやっています。--------(長く通ってくださる生徒さんで、はじめはそういう目的ではなかったのに、突然、受験にめざめ、また、やっても大丈夫と判断された場合、私たちは、杓子定規に判断せず、また、自分たちの価値観でのみ動かず、そして人情としても当然ながら受験を応援しております。その際は、しっかりと受験事情を調査させてます。)

工藤は、確かに、もう直接の生徒指導はいたしておりません。教室の方向性の確定ならびに後進の育成と、著作による発信型教育の啓蒙、そして教材作成をもっぱら仕事にしております。

このような、当教室のめざすものとはまるっきり反対のお受験ネットの上に、一知半解の情報をひけらかすような不見識なご父兄は当教室には、いままでもそうでしたが、ひとりもいらっしゃらないと私は強く確信しております。