シアトルマリナーズのイチロー(36)が、SMAP・草なぎ剛(36)主演のTBS開局60周年記念ドラマ「99年の愛 〜JAPANESE AMERICANS」(11月3〜7日、後9・00)に“出演”を果たした。
8月8日と11日にマリナーズの本拠地・セーフコフィールドで行われた実際の試合でのプレーがドラマ冒頭に登場。役者デビュー作となった06年放送のドラマ「古畑任三郎・ファイナル」のように演技をするわけではないが、打って、走ってと本業での活躍がそのままドラマで使用される。
イチローのシーンは、4カ月間にわたるアメリカロケを敢行し、5夜連続放送で計11時間を超える同作の最後のロケ。イチローのヒットに人種は関係なく観客から大きな拍手と声援が送られる、という場面の撮影だった。「イチローさんは人種を超えて活躍する現代の象徴」(瀬戸口克陽プロデューサー)と、100年前にアメリカへ渡った日系移民の家族を描く同作のシンボル的存在として描かれた。
撮影日は2日間しか予定されておらず、ヒットが出なくてもやり直しはきかない状況。前日は4タコで、ドラマの撮影が行われていることは知らなかったというイチローだが、見事に第3打席でヒットを放ち“持ってる”男の真骨頂を見せつけた。