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“自律的な景気回復は不変”

8月16日 11時23分

今回のGDPについて、経済財政政策を担当する荒井国家戦略担当大臣は会見で、「今後、景気回復の動きが軌道に乗るかどうかの判断の分かれ目に来ていると思うが、私自身は、政策が功を奏して軌道に乗りつつあると思っている」と述べ、これまでの政府の経済対策の効果によって、景気が自律的な回復に向かう過程にあることは変わらないという認識を強調しました。

一方、景気の先行きについて、荒井大臣は「このところの円高が、日本の景気を自律的な回復軌道に乗せる過程で大きな障害になるかどうか、もう少し見極めなければならない」と述べ、外国為替市場で続く円高に対する懸念を示しました。一方、内閣府の津村政務官は会見で、「景気は踊り場に入ったと言えるかもしれない。海外の景気の減速やこのところの円高などで、景気の自律的な回復の芽が摘まれることが懸念される状況だ」と述べ、景気の認識について、荒井大臣と異なる見解を示しました。