2010年08月19日

■ ウヨサヨ警察のデキレース2


★危機拡散Project「街宣!街宣!」★

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 どもー。
 14/15日カウンターバトル日記、今日でさくっと終ります。
 カウンターバトルと言いつつ、ただのデモ参加の冒険日記なんですけどね。
 

 さてさて。
 兎にも角にも、反天連の集会場所の情報は入手しました。現場は直ぐ近くだし、さくっと集会に参加してみましょう。
 迷わぬように大通りを歩いて行くと、直ぐに場所は分かりました。
 

交差点前

 交差点の遥か向こう、機動隊がずらりと並んで街宣車と対峙してます。
 しかもあの、やかましい音楽が途切れ途切れに聞こえています。
 「いたいた、Hさんあそこですよ!うん、あの奥なら地図とも合ってますよ」
 二人で盛り上がるものの、ハタと気付く。
 ちょ、待て。街宣車?何で街宣車?
 反天連が何人居るにしても、昨年の記憶じゃ先導車は警機のランクルでした。小汚い旗と横断幕と、無礼千万の人形を掲げていたのはいずれも人で、街宣車らしき物は記憶にありません。
 有ったとしても白いヴァン等の普通車で、黒塗り街宣車は見ていません。
 と言う事は。騒ぎは右翼の街宣で、反天連とは別物と言う事になります。どうも良く分からない。
 ―― 右翼が一杯だよ〜〜〜〜。それでも行くの? ――
 先程の警察官の言葉が蘇ります。サヨク見ようとして右翼の山とはこれ如何に。
 今日の警備は、今迄見た事も無いほど厳重なものです。警察車輌の数も、機動隊の数も、何よりバリケードの数が、半端じゃない。あれだけ在特を囲みこむ警視庁が、普通に考えてこっちを野放しにする訳が有りません。しかも右翼が側に居るとなれば、真っ向近付いたら、私らなんて速攻排除されるんじゃないか。
 「裏、回りませんか?多分こっちから行くと停められますよ。裏からこっそり行きましょう」
 「そうね。じゃ、こっち渡らないと」
 言うと同時に動いてるHさん。あんた良いわ〜〜。
 そして裏から回り込み。存外近くて、直ぐに横道が見えてきました。と。
 何じゃこりゃ。
 
公園入り口

 停止線は、見当たらない。通過自由。ただし。道幅一杯のぎっちり街宣車。
 公園までの短い脇道は、凡て街宣車で詰まっていました。警察が指導して作った即席駐車場なのか、兎に角道一杯、街宣車。
 手前の白い車だけはちょっと浮いていて、ボディに「千風の会」とありました。けれど、渡辺さんや他の動画でおなじみの方々の姿は有りません。
 ただの駐車場なのかな?と思いつつ、取り敢えず、公園への道に踏み込む。一種異様な情景でありました。
街宣車1 街宣車2

 街宣車、街宣車、黒塗り、ボディに白い文字。大上段に振りかぶった言葉が並ぶ街宣車。正直……気持ち悪い。
 私は、特別右翼に嫌悪感は持っていませんでした。……つい先日までは。
 騒音を振り撒く街宣車は大嫌いですし、新右翼とか名乗ってる一水会もその代表の方も胡散臭いだけで信じられる要素がないので大嫌いです。
 けれど、「右翼の殆どは朝鮮系」と言う余りにも大雑把なレッテルは、自分で確かめられないので信じてはいません。実際に日本人によってなる日本人の為の保守=右翼は存在しているし、右翼すべてを否定する気は全く有りません。国を愛し、自らの利潤ではなく、国益の為に動く団体ならば、尊敬にも値するし応援したいと思います。
 が。
 いわゆるこのハデ系の、車高下げてんじゃねーか系の、手前ェの好みの車を街宣車にして見ました系の、街宣車に乗ってる輩には頭の中に警戒警報が鳴り響きます。
 「ただいま街宣中」様に載ってる感じの街宣車。イタ車と同義語の存在と言う印象。
 西神田公園は、緑溢れる小さな公園です。ぐるりが全部この有様。そして驚くべき事に。
 何処を見ても、一切の停止線が有りません。
 Hさんと二人、何これ?と言いながら、緑の公園を進みます。凄く穏やかなムード。居るのは。
 警官、私服警官、機動隊、やくざ風。特攻服、特攻服、特攻服、私服警官。まったり。
街宣車と…

 何ですかこれ?
 「今日の集会は中止ですよー」
 その声に反応したのは、私よりHさんで、早速その人にそうなの?と聞いてますが、相手は特攻服です。いわゆる街宣(車)右翼。
 「違うよHさん、あの人、私達をサヨだと思ってからかってるんだよ」
 「まぁ!勘違いしないでよノータリン右翼!」
 しかし静かです。まったりです。警機と制服と私服は、それぞれに集って佇んでいます。特攻服達はガードレールによっかかってぼんやりしてます。サヨクらしい人は、一人としていません。
 A 「本当に中止なんですかね?となると在特会はそのまま帰るのかな…?」
 H 「あ(機動隊に)すみません、教えて下さい。反天連ってここからデモに出発するんですよね?何時出発なんですか?」
 機動隊 「3時15分です」
 A 「え、遅くないですか?在特は14:30集合だけど、そうなるとまだ一時間以上有る……」
 機動隊のお兄さんはわざわざ予定表を確かめてくれ、やはり3時15分からだと教えてくれました。
 H 「有り難う御座いました。あらー、じゃ、まだ分からないですね。集合時間より大分前だわ」
 15分出発なら、恐らく集合は14:45分かそこらでしょう。ここに居るのは確かに警官と右翼だけで、左翼はいません。私服警官は笑顔で、話しかけると色々答えてくれます。何で和やかムードなんですか!
 A 「おかしくない?何でサヨクの集会所に、この数の右翼がいて、街宣車がいて、停止線も警官の警告も全く無いの?これ、もし在特会がやったらバリケードの嵐だよね。って言うかそもそも近づけないよね。私達二人だから入って来られたけど、代表がやったらソッコー確保でしょう。何でこいつらはフリーパスなの?」
 H 「そうよねえ。ねぇねぇ、貴方警察さん?何で右翼と一緒にいるの?こう言うの良いの?」
 正直、Hさんの余りのストレートさにどきりとしたのですが、警察官の笑顔は全く崩れず、え?などと軽くいなしてます。全く訳が分かりません。
 訳が分からないので、取り敢えず、周囲の写真を撮りました。実に穏やかな写真です。
 と。
 「おい、写真撮るんじゃねーよ」
 ん?何か言いました?
 「手前ぇ、写真撮ったろーが、断らずに写真撮ってんじゃねーよ」
 特攻服の人が威嚇しています。別にあんた撮ったわけじゃないんだけども。
 「ああ、失礼。写真撮ってよろしいでしょうか?」
 「駄目だ」
 「何でですか? 別にまずい事が無いなら写真撮っても」
 「うるせーよ! こっちには肖像権っつー物があんだよ。手前ェの家行くぞ。じゃ、まずお前の住所教えろ」
 は?初対面で人をお前とか手前ェ呼ばわりする人に住所ですか?
 「はぁぁ?絶っっっっ対、ヤだわ」
 「じゃー、写真とんじゃねーよ!! 訴えるぞバカヤロー」
 何かなー。写真撮らせて下さいと言ったお断りで、断トツ一番ガラ悪いわコイツラ。
 大体、肖像権云々するのは漏れなくサヨクなんだが、何で右翼が写真撮られるの嫌がるんだろう?写真撮られるのも怖いなら、ンな特攻服着なきゃ良いのに。
 やれやれと他の所を撮っていると、「クソサヨクが」と言われました。
 聞き捨てなりませんな。
民族派な方々w

 言ったのは、このガードレールに座ってるデブなのですが、モザイクを武士の情けで掛けたので分からないでしょう。
 A 「さっきからしつっけーなお前、勝手に思い込んでんじゃねー。ほら、これが見えないか?」
 近寄って、手首のブルーリボンブレスを鼻先にぶら下げてやりました。
 「見えねーな、なんだそりゃ」
 A 「ブルーリボンだよ、ブルーリボン。サヨクがつけるかどーか考えろ。ブルーリボン」
 「しらねーなそんな物」
 ………は?
 A 「……え? ブルーリボンも知らないの?」
 「知るか」
 一気に気が抜けました。
 ブルーリボンも知らない右翼って何?右翼は民族派じゃないの?
 同胞が拉致されて、それを奪還しようと言う心の分かり易い証も知らなくて"民族派"?どこの民族?笑わすな。私の中でこの人達の価値は一気に0以下になりました。
 A 「ああそう。……じゃお前もうどうでも良いや」
 「グッズだろそんな物はただの」
 A 「当ったり前だろ。グッズだから持ってるんだ」
 すると他の特攻服が割り込んできました。
 「ブルーリボンくらい、俺も持ってるわ!!」
 H 「逆!!」
 特攻服が指差した彼の胸元には、見事に逆になったブルーリボンが着いていました。
 「こ、こんなもの、着けりゃ回るんだよ馬鹿!」
 ギャグか。吹き出さなかった自分を褒めたいと思ったわ。Hさんナイス突っ込み。
 A 「駄目だコイツラ」
 H 「ほんっとーに右翼ってノータリンね」
 「ノータリンとは何だノータリンとは!」
 H 「ノータリンにノータリンと言って何が悪い!!」
 A 「いやいやいやいやHさん、貴方は面白過ぎるからもうやめて」
 
 結局。
 集会場所では警察と右翼のまったりシーンを見ただけで、私達はその場を後にしました。
 今となれば、あそこで後一時間ほど粘れば、反天連と自称民族派(大爆笑)のぶつかり合いと、逮捕が見られた筈です。多少残念。
 でも、まあ、充分良い物を見せてもらったとも思ってます。
 あの場所を見る限り、あの状態で反天連がデモを出発できたという事実は何よりもの馴れ合いの証拠です。
 右翼にぐるり囲まれた小さな公園ですよ。警察は右翼が囲むのを停止線一つ張らずに許し、その中でサヨクに集会をさせた。しかもそのサヨクが、一人の逮捕者を出したにせよ、安全にデモに出発した。
 何ですかそれ。有り得ないでしょう。
 九段下では、1000人を超す人間がバリケードを跳ね除けようとして大揉めに揉めた。
 でも何の事は無い、その出発場所では、特攻服に身を包んだ自称民族派の大の男達が彼らを送り出したんですよ。
 馬っ鹿じゃねーの?
 もう、今ははっきりと思います。少なくとも、あそこに街宣車を停めて、あそこに張ってた特効服の奴らは腰抜けです。民族派でも何でもない。特攻服をファッションで着てるだけの馬鹿です。
 女にはイキがれてもブルーリボンも知らない。目の前で天皇陛下を侮辱する証を並べられて何もしない。
 何が右翼だ民族派だ。お前らただの騙りじゃねーか。良く、恥ずかしげもなく名乗れるな。ああ、恥かしいから写真撮って欲しくないのか。
 恥かしいなら看板下ろせ。右翼ぶるな。特攻服着るな。次会った時は特攻服サヨクと呼ぶ!
 
 はてさて。
 そうしてやがて反天連が集り、予定から遅れてデモが始まり、3時50分を越す頃に九段下交差点を通り……そこらは多くの動画に有る通りです。
 私達が西神田公園を後にしたのが2時15分前後、反天連デモが精々4時半頃まで。
 デモが終り、九段下で知り合った女性五人でお茶していたら、印象的な街宣車がやかましい音楽と一緒に眼下を走っていきました。
 A 「HさんHさん、あれ、さっきの街宣車だ!あの4WDのやつとピンクの誠マーク、覚えがある!」
 時間にして5時を回ったくらいのタイミングでしょう。道路を見下ろしてHさんも驚いていました。
 H 「本当!あのバカども!………って。今迄どこで何してたの?」
 本当です。そこが知りたい。反天連動画を見る限り。解散も西神田公園でやってるんですが、そこに右翼の姿は有りません。当然ながら、九段下のカウンターにも参加してません。
 となると、反天連集合前は集合地でまったりしていた右翼は、一体デモ間は何処で何をしていたんでしょう。さっぱり分かりません。
 
 兎にも角にも今回しみじみ良く分かった事は。
 サヨ/ウヨ(一応一部)/警察は同じ穴の狢。ド馴れ合い。全員敵だ気をつけろ。
 
 
PS: 今回の写真は出来るだけ見て頂こうと思い、大きいのを載せてます。Let'sクリック。
    ご一緒した4人の女性、そして何よりH嬢。後ほどご連絡差し上げます。
    この場を借りて御礼。いい経験させて貰いました!遅れてスマソ!!

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