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【プロ野球】

黒虎 5発 21日にもVマジック点灯 

2010年8月19日 紙面から

◆阪神11−2横浜

 怒とうの一発攻勢で横浜を一気に沈めた。2回にブラゼルの2ラン、4回に林のソロによって3−1で迎えた5回だ。2死から猛虎打線が大爆発した。鳥谷が中堅左へソロアーチを放ち、新井の四球を挟んで再びブラゼルに打席が回ってきた。

 外よりの真っすぐ。完ぺきにとらえると、打球はなんとバックスクリーン上、電光掲示板にぶち当たった。「どれだけ飛ばしてもホームラン1本に変わりないだろ」と涼しげに言ったが、ラミレスに1本差に迫る37号2ランは超特大で、観衆の度肝を抜いた。

 左翼スタンドがお祭り騒ぎとなる中、走者をためて林も右翼席へ2打席連続の3号3ランを放った。今季3度目の1イニング3本塁打でこの回一挙6得点。終わってみれば、今季4度目の1試合5発で11得点の爆勝だった。

 「言うことないです」。前夜は投手陣が踏ん張れず打ち合いとなり納得顔でなかった真弓監督も、この日は投打がかみ合い満足げだった。現在着ている復刻版ユニホーム当時のダイナマイト打線を彷彿(ほうふつ)とさせる破壊力で4連勝。同監督は「勢いを続けていきたい」と続けた。

 2位・巨人が敗れたため、ゲーム差は2となった。阪神が19日の横浜戦、20、21日の巨人戦と3連勝し、中日が19〜21日に1敗すれば、21日にも優勝へのマジックナンバーが点灯する。マジックはまだ先の話としても、真弓阪神は着々と首位固め態勢に入りつつある。 (島田明)

 

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