清水健太郎　薬物５回目逮捕　覚せい剤使用容疑

　覚せい剤を使用したとして、警視庁組織犯罪対策５課は１８日、覚せい剤取締法違反容疑で、俳優の清水健太郎（本名園田巌）容疑者（５７）、東京都台東区寿町＝を逮捕した。

　清水容疑者は過去にも覚せい剤取締法違反の疑いなどで逮捕されており、今回が６回目。薬物関係で逮捕されるのは５回目となる。同課によると、容疑を認め、「今月初旬、自宅マンションの部屋で『あぶり』という方法で使った」と供述しているという。

　逮捕容疑は今月上旬、都内や周辺で、覚せい剤若干量を加熱し、気化させて吸引した疑い。

　同課によると、同容疑者は９日午後３時５分ごろ、ＪＲ上野駅の改札口でパトロール中の警察官の職務質問を受け、尿検査で陽性反応が出た。１８日正午ごろ、弁護士に付き添われて同庁上野署に出頭したという。

　清水容疑者は１９７６年に「失恋レストラン」で歌手デビュー。７７年に日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞するなど人気を得たが、８３年以降、４回にわたり、大麻や覚せい剤で逮捕され、実刑判決を受けた。２００８年には、ひき逃げをしたとして、道交法違反容疑などでも逮捕され、実刑判決を受けている。