August 19, 2010

ロサンゼルス

サマースラムの取材で大好きな街ロサンゼルスに行った。

試合が終わった後のバックステージで、
ランス・ホイットに声をかけられた。

ランスは2006年2月、私が新韓国プロレスのブッカーとして
仕事をした最初の大会に来てもらった選手の一人。

NKPWAヘビー級王座決定戦としてダブルメインイベントの第2試合目
つまりは大トリを務めてもらった。対戦相手は力抜山。

長身のためビジネスクラスで呼ぼうと思ったが予算が足りず
申し訳ないことをしたが、知人のつてでマイレージを貰い
しっかりアップグレードしてきたのだから、世渡りがうまい。

そんなランスに将来性を感じた私はマーク(アンダーテイカー)と会話した際に
「俺はランス・ホイットという選手に将来性を感じる」と言ったら
マークは「実はソイツ俺と同じジムに通っているんだよ」と言っていた。

ポール(トリプルH)とメキシコで長話をした際にも「どっかにいい選手いないか?」
と言われランスを推薦していた。

まだ芽が出たとは言えないが、いつの間にかWWEにしっかり入っていたのは
嬉しいかぎり。

さて話を戻して…
サマースラムの大会後、ランスに「どう思った」と言われて言葉につまってしまった。
そして正直に「ぶっちゃけサマースラムとしては平均点以下。サマースラムとしてはね」
と言ったら、ランスも小声で「そうかもね」と言った。

サマースラムに関して、NEXUSの試合のクオリティーはまだまだだと思った。
最高の雰囲気は出しているんだが、ぶっちゃけまだまだ青い。
チキンのシットでチキンのスープを作るのは困難だ。


話は翌日…ビル・オットンが安い(5ドルの)駐車場を見つけたというので
RAWには車は別々だがビルの先導で行くことにした。
幸いホテルは私がWestinでビルがLa Quinta Inn & Suites。
ともにセンチュリー・ブルバード沿いで斜向かいにある。

ビルの運転するカローラを私がヒュンダイ・ソナタ(アメリカ人はハンデーと呼ぶが)
で追う形でオリンピック・ブルバードにある5ドル駐車場まで行った。

そして駐車場から会場に歩いていく途中、リッツカールトン・ホテルの前を通りかかった際、
ジョニー・エースとバッタリと出くわした。

ただジョニーと話した時に、前夜のメインの内容に感じたことは言えなかった。
なんせWWEの一押しなのだから。

逆にジョニーに「昨日の試合どう思った?」と聞いてみたら「ディーバの試合とビッグショーの
試合がよくなかった」と言った。
正直な意見を聞き、あらためてDVDで見直したくなった。

亡くなったランス・ケイドの件について「本当にテリブルだ…彼は日本ではどうだったんだ」
と聞かれた。

「ポテンシャルのある選手で期待されていたと思う。これからの選手だったと思う」と答えた。
弱冠29歳の若すぎる死は痛ましい限りである。冥福を祈りたい。

RAWの晩、実は恥ずかしながらその日がWヘッダーなのは知らず会社の同僚と食事の約束をしていた。
もの書きとしての仕事がなくなり撮影だけになってから、会場に行き撮影するだけとなり、
ニュースや内容を追わなくなった。

この日のRAWダブルヘッダーは5時半からスーパースターズのテーピング、
午後6時から8時までRAWのライブ放送。
そしてそれを終えると翌週月曜放送分のRAWの収録。

約束を守るには翌週放送分の収録試合をすかすしかない。
痛い気がしたが遊びの約束でも約束は約束。
ましてロサンゼルスまで何時間もエコノミークラスに乗って
疲れと空腹でイライラしている人間にドタキャンしたのでは気の毒すぎる。

この同僚、自分より1年弱あとに入ってきた日本人。
好きな街とか私と共通する部分があり、以前にもホノルルやバンコクで
一緒に食事している。今回は2泊3日、ロサンゼルスのコリアンタウンでSPAを中心に
まったりするために来たのだという。

なにはともあれ、8時10分頃、生放送分が終わり、急いで会場を出て
ちょっと離れた駐車場に歩き、LAX空港まで運転。同僚をチケットカウンターの
ある階でピックアップ。
チケットカウンターの階でピックアップしたのは、到着階ほどごった返さないから。
到着階はタクシーやホテルシャトル、レンタカーシャトルなどあらゆるピックアップで
いつもごった返しているからパスである。

そして我々はトーランスの町に向かった。
彼女は翌日からコリアン漬けになるので、
この日の私の選択は「新撰組」という名前の焼き鳥屋である。
「いらっしゃいませ」の従業員全員の合唱?に始まり
元気の良さが売り物。それでいてここの焼き鳥、かなり美味しい。

ビールで乾杯しようとすると従業員が「乾杯」と全員で声を揃える。
そこで食事していると元気が出てくる素晴らしい店である。

元気をもらって、同僚をコリアンタウンにあるホテルまで送って、
空港そばのルネッサンス・ホテルへ。

今回は全部で三泊。最初の二泊は常宿のウエスティンに泊まり、
最後の一泊は安く上げるためにpriceline.comで bidして
4つ星のルネッサンスを65ドルで落札したのである。

朝4時のモーニングコール。6時すぎの飛行機に乗り、ソルトレイクシティ経由の
ダラスフォートワース。ところが2つ目の飛行機が満席になって乗れず、
ソルトレイクシティに約4時間スタック。

ソルトレイクシティの空港、やたら広いのはいいんだが、大空港につきものの
空港内の電車はないし、ムービングサイドウォークもほんの一部にしかない。
左のふくらはぎを怪我していることもあり、
BコンコースからDコンコースまで歩いて30分以上もかかってしまった。
空港から見える外の景色の眺めのよさは全米の空港で一、二位を争うほどだと思うが
ムービングサイドウォークなどアップデートが必要だと思う。
一ついいなと思ったことはSLCの空港、無料の無線LANがあること。

全米の空港でこうした無料の無線LANは極めてすくない。
ニューヨークのラガーディアなどインターネット自体出来ないんだから困ったものである。






















jimmysuzukiusa at 02:24│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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