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【プロ野球】

虎ダイナマイト打線 オールドユニで爆発17安打

2010年8月18日 紙面から

横浜−阪神 3回表無死一、二塁、新井が左越えに3ランを放つ=長野オリンピックスタジアムで

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◆阪神12−8横浜

 取られたら、取り返せばいい。投手陣が序盤から失点を重ねたが、今の虎打線には大きな障壁ではなかった。真弓監督は「こういう点の取り合いは、あまりいい傾向でないけど」と言うが17安打、12得点。打ちまくって白星をもぎとり、がっちり首位キープ。巨人との差を1に広げた。

 鳥谷、新井、城島ら役者が得点を生み出し、9回にブラゼルの犠飛でついに勝ち越した。やはり強い−。長野の大観衆にそう思わせたのもつかの間、まだ終わりではなかった。2死一、二塁、打席には藤川俊。勢いはルーキーのバットにまで飛び火していた。

 この日が23歳の誕生日。若武者は山口の快速球をフルスイングし、白球は左翼ポールをまいてスタンドへ消えた。節目の日に飛び出したプロ1号は、横浜の息の根を止める3ラン。「頭が真っ白。誕生日にできすぎです。自分でもビックリです」。信じられないという表情を浮かべるしかなかった。

 この試合は大阪タイガース時代の1948、49年に着用した黒色の復刻ユニホームで臨んでいた。当時の藤村富美男、別当薫らを擁した強力攻撃陣は『ダイナマイト打線』として恐れられた。どこからでも点が取れる今年の打線は、かつてのダイナマイトをほうふつとさせる破壊力だ。

 ユニホームに目をやり、真弓監督はいたずらっぽく笑った。「それ(打てる)なら、シーズン最後まで着ようかな」。打線は水もの、ということは分かっている。しかし、指揮官の目には、今の打線は本当に頼もしく映っているはずだ。 (島田明)

 

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