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【大相撲】

日馬富士 暴力団員と交際報道 調査委「事実認められず」

2010年8月18日 紙面から

 17日発売の写真週刊誌「フラッシュ」が伊勢ケ浜部屋のゴルフコンペに反社会勢力が参加していたと報じた。これに対し、日本相撲協会の特別調査委員会は17日、「伊勢ケ浜親方または日馬富士が暴力団と交際していたという事実を認めることはできない」との見解を示した。

 その上で協会に対し「このような報道がなされないように、全協会員が自らの身辺に気を配り、誤解を招かないようにするために、指導を徹底するよう」と提言した。

 だが、今回の報道に頭を悩ましているのが放駒理事長(元大関魁傑)。事実ではないということには胸をなで下ろしたが、暴力団幹部と報じられた人物と日馬富士関が並んで写真に写っていることに「ファンサービスをしろと言っていますから。誰とでも写真を撮るなとは言えない。どうしたらいいのかね。難しい問題だ」とため息をついた。

 理事長就任前は巡業部長だった放駒親方。夏巡業では自らファンにサインを書いたり、記念写真に納まったりとサービスに努めてきた。だが、その中に暴力団関係者がいるかいないか確認してからファンサービスを行うのは不可能だ。今後、今回と同じように報じられる可能性もあるため、協会は早急に対処方法を打ち出す必要がある。

 

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