ＡＫＢ４８の中心メンバー・前田敦子（１９）が１０月にスタートする日本テレビ・読売系の連続ドラマ「Ｑ１０（キュート）」（土曜、後９・００）でヒロインを務めることが１７日までに分かった。同作はロボットの女子高生が、人間である同級生と恋の騒動を繰り広げるラブコメディー。ＡＫＢメンバーがゴールデンタイムのドラマでヒロインを務めるのはこれが初めて。
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６月の「第２回選抜総選挙」では大島優子（２１）に１位の座を譲り、２位に甘んじたが、ＡＫＢメンバーで“連ドラ初”ヒロインを射止めたのはやはりあっちゃんだった。
ＡＫＢは新曲「ヘビーローテーション」（１８日発売）が初回出荷６５万枚を記録、ＣＭやグラビアでも見ない日はないほどで、今や社会現象となっている。ただ、連続ドラマとなるとメンバーが総出演し、今年３月末までテレビ東京系で深夜に放送されたヤンキーバトルもの「マジすか学園」などはあったが、まだまだハードルが高いというのが現実だった。
そんな壁をエースの前田が打ち破った。ＮＨＫ大河ドラマ「龍馬伝」に出演し、「マジ‐」でも主役を張るなどＡＫＢの中でも女優としてのキャリアはピカイチ。これに絶好調のグループの勢いが加わって、ゴールデンのヒロインの座をゲットした。
人間社会で感情を学習しようと奮闘する姿を描くドラマで、前田が演じるのは、見かけは人間の女子高生ロボット「Ｑ１０」。「未知の世界に緊張していますが、ワクワクもしています。家族みんなで楽しんでいただけるようなあたたかい作品にしていけたらと思っています」と意気込みを語っている。
「Ｑ１０」がロボットであるということを知りながら好きになってしまう佐藤健（２１）演じる深井平太との恋模様も描かれるラブコメディー。大学教授役に薬師丸ひろ子（４６）、担任教師に爆笑問題の田中裕二（４５）らが出演する。