イチローに任天堂株5千株
マリナーズのイチロー外野手(31)が前代未聞のボーナスを受け取る。26日、マリナーズのオーナー企業の任天堂本社(京都市)を訪れ、山内溥相談役から年間最多安打達成のお祝いとして、任天堂の株式5000株、5815万円相当の贈呈を約束された。
山内相談役から「新記録を達成され、おめでとうございます」と労苦をねぎらわれ、目録を受け取ったイチローは、喜んで申し出を受けたという。山内相談役が個人保有する株式で、26日の東京証券取引所終値で換算すると5815万円になる。
この日、夜になってイチローは「毎年お気づかいいただいているんです。去年はボクにとって特別な年だということで、いろいろ考えてくれていたみたいで…。それだけ考えてもらっているということが光栄ですね。株主の1人になる? うーん、日経新聞でも取ろうかな」と機嫌よく振り返った。
昨年、2000本安打を達成した巨人清原、200勝達成の巨人工藤の2人は読売新聞社と日本テレビから各1000万円、合計2000万円の特別報奨金をもらった。しかし、株となると極めて異例。世界一のヒットメーカーになったイチローにふさわしい、ビッグでユニークなボーナス。株券は、大リーグ機構の手続きを経た上で正式にイチローへ授与されることになる。
[2005/1/27/10:10 紙面から]
|