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公費の無料航空券 民主議員の妻が使う 羽田−熊本往復「3回ほど」
このニュースのトピックス:民主党
民主党の後藤英友衆院議員(比例九州)の妻が今年3〜4月、公費支給され、本来は議員本人だけしか使えない無料航空券で、羽田−熊本間を複数回往復していたことが18日、同党熊本県連などへの取材で分かった。
後藤氏は「航空会社の株主優待券で購入したチケットと混同し、誤って妻が使用していた。管理が不十分だった」とし、支給された航空券の2カ月分全額を国庫に返納した。
県連によると、7月に外部から指摘があり、県連代表の松野信夫参院議員が後藤氏に聴取。後藤氏が「3回ほど妻が使ったという記憶はある」と答えたため、詳しい調査を求めていた。
国会議員歳費・旅費・手当法などによると、国会議員にはJRの無料乗車券や毎月3、4往復分の無料航空券が希望によって支給されるが、議員以外の使用はできない。
昨年の衆院選で後藤陣営の出納責任者だった男性が公選法違反(買収)で有罪が確定。後藤氏は連座制の対象となるが、福岡高裁に行政訴訟を起こして争う意向を示している。