【告知】国内最大MMAデータベース「FIGHTS SPIRAL」と繋がります
有限会社マッスルブレインズ バウトレビュー編集部からのお知らせ
■国内最大の総合格闘技データベースサイト「FIGHTS SPIRAL」と繋がります
以前、Boutreviewでは十周年を機に、いくつかの新しい事をやっていきたいというお話をしたと思います。
第一弾としてお送りしたのは「Boutreview Radio-Show」という新しいコンテンツの試みでしたが、第二弾は我々だけではなく、一緒に格闘技を盛り上げて行こうという仲間との共闘の試みです。
今回、僕らの呼びかけに答えてくれたのは、国内最大の総合格闘技データベースサイト「FIGHTS SPIRAL(ファイツスパイラル)」でした。以前から格闘技系のデータベースというと、皆が皆Sherdogのデータベースの事を言うのが、僕には非常に疑問でした。ローカル大会のデータや日本人選手の情報に関して言うなら、日本にもっと詳細で信頼性の高いデータベースが存在する事を知っていたからです。
それが「FIGHTS SPIRAL」でした。 僕が過去にさかのぼった記事を書く時に、常に信頼し拠り所にしてきた、この純国産のすばらしいデータベースと手を携えて活動が行える事は、Boutreviewにとって大きな喜びでもあります。
これまで一人でこつこつと情報収集をこなし、それを積み上げてきた主催者の木佐木昭氏は、梅村寛選手の主催するジムNEXのスタッフでもあり、格闘技に対する視点も非常に真っすぐな主張を持っています。また、ただのデータ好きのオタク君ではなく、総合格闘技が好きでたまらず、自分の力で貢献できる事は無いかと考えた結果、このサイトを始めたという青年でもあります。
事実、僕が彼に提携をお願いする気になったのは「FIGHTS SPIRAL」の考え方の基本を提示した数本のコラムを読んだからでした。特に、その中でただのデータベースサイトのガイドラインとして提示するには、異色としか言い様のないコラム「禁止薬物について」という一文は、まるで俺が書いたんじゃないかと思うぐらい考え方が酷似していて、驚きました。
我々格闘技ファンが求めるのは、ほんの一瞬ロボットのように強い選手ではない。 我々が見たいのは強い選手であり、その選手の背後から垣間見れる人間性や生き様そして歴史である。
この一節を読んで、「ああ、彼は絶対僕らの仲間だ」と直感的に感じたものです。
単にイベントが提供する試合を鵜呑みにして、結果だけを消化して終わりにするのではなく、血の通った人間の営為として理解し、自分たちの心に刻むべきものだというBoutreviewの基本精神とぴったり通じ合うものが、この一文には感じられたからです。データベース自体は無味乾燥なデータの連なりでしかないけれど、今現在形で進行する勃興期のスポーツの歴史を記述し、後世に残そうという彼の感覚は、そのままこれまで僕らが記事と写真をひたすら積み重ねてきた気持ちとシンクロするじゃないかと。
いわば魂の兄弟のようなサイトであるし、これから先一緒に歴史を積み重ねる仲間として一緒に何かをやれないだろうか。そんな気持ちで、僕は木佐木氏にメールを書きました。もしかしたら、独立独歩であれだけ価値のあるサイトを運営してきたオーナーに対して、非常に失礼な行為だったかもしれません。逆に相手のプライドを傷つけ手ひどく拒絶されるかもしれないという危惧もありました。でも、何より仲間を見つけた喜びの方が強く、書かずにはいられなかったメールでした。
だから、今日の日を迎えられた事は僕としても誇らしいし、このサイトの十周年記念企画としても非常に中身の濃い内容になったなと思います。具体的には、レポートやニュース記事の中に登場する総合選手の名前に、「FIGHTS SPIRAL」の掲載データがリンクされます。文中で特に紹介していなくても、選手の過去の戦績がすぐ参照できるサービスが、僕らの提携の第一弾となります。
この強力な仲間を得て、これから僕らが何をやって行くかに注目してください。ただ二つのサイトが連携した1+1だけでは終わらない、いろいろな仕掛けをお目に掛けようと思っています。
今日の発表は、あくまで予告編です。 これから二つのサイトが有機的に絡み合って、さらに格闘技が楽しくなる仕掛けを色々準備して行きたいと考えています。もちろん絡む仲間、繋がる仲間はまだまだ増えて行く予定です。その総てが描き出す未来図にご期待ください。
十周年の、たった一年の打ち上げ花火で終わるような物はやりません。
2007年10月4日 Boutreview 編集長 井田英登
Last Update : 10/04 23:19
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