生徒一人ひとりを多方向から見つめ、力強くサポートし、 森村学園ならではの 質の高い教育を展開していきます。
勉強は誰のためでもなく、自分のため。このごく当たり前なことをしっかりと自覚し、自発的に学習に取り組む姿勢をつくっていくのは大変難しいことです。だからこそ森村学園では、一人ひとりの生徒が、家庭で毎日きちんと机に向かい、自分の意志で勉強を継続できるように全力で取り組んでいます。
まず中等部入学当初に家庭学習を習慣化させるために「家庭学習の記録」をつける活動に取り組みます。これを出発点にして一人ひとりが自らの意志で、高い学力を身につけていけるように導きます。
「森村学園の自慢できるところは?」と聞かれたら、「お互いの存在を認め合える環境がある学校」と自信をもって答えます。時に激しく主張しあったり、ぶつかったりすることがあっても、個性を認め合い、お互いに尊重しあう。こうした文化が生徒一人ひとりの可能性をのばす土台となっています。
一人ひとりに大きく大きく成長してほしい。
そのために森村学園では「進路指導」と「進学指導」を区別して捉え、実践しています。「進路指導」の命題は、生徒が未来の夢を探し大きく膨らませていくこと。そしてその夢を実現に結び付けていくために、高い学力を構築していく「進学指導」があります。この2つが両輪となり、自分の手で、輝かしい未来をつかみとるための力を養っていきます。
森村学園は家庭的な雰囲気に満ちていて、これは「伝統」ともいえるでしょう。学園の歴史は創立者・森村市左衛門の自宅の一角から始 まり、そのときに生まれた心の通いあう関係が、教職員へ、生徒へ、家庭へと波及し、比類ないほどのアットホームな温かさとなって受 け継がれてきました。当然コミュニケーションも密接です。たとえば各学年が発行する「学年通信」も、生徒向けと保護者向けの2本立て。それぞれにふさわしい言葉と内容で、信頼と連携を図っています。
「母校を思い出すと、自然に笑顔になる」。「いつも心が懐かしさでいっぱいになる」。森村学園の卒業生たちの多くがそう語ります。中高の6年間で生徒たちが手にする最大の宝物は、友達や先輩・後輩と の交流から生まれる「絆」です。さまざまな活動や体験が、仲間との 絆を深め、強い愛校心を育て、一人ひとりの誇りある行動の源とな っていきます。
学園の敷地には豊かな緑が広がっています。
うるおいのあるキャンパスが、生徒たちに与える好影響は計り知れません。さまざまな樹木が自生する自然林が教えてくれる四季のうつろい、美しさ。こうした環境が、情操教育の最上の教材となって、繊細 な感性を育んでいきます。そして自然や地球をいつくしむやさしい心を育てていきます。