三菱ケミカルホールディングス(4188)の小林喜光社長は18日、記者向けの懇親会で、ドルに対する円高進行について「為替が急激に変化することに対して、政府は口先の為替介入を含めて対応すべきで(現状は)怠慢だと思う」との見方を示した。
「急激な円高進行がトリガーとなり企業の海外流出が加速することはありえる」と指摘。政府に対しては「円高円安の議論だけでなく、日本を国際分業の中でどう位置付けるべきか、法人税(の引き下げ)を含めて考える必要がある」と注文をつけた。
自社の経営については、国内外で景気回復が減速するとの懸念が強まる中で「連結子会社化した三菱レイヨンや日本合成化学工業の相乗効果が思ったよりある。事業のスリム化などやれることをやる」と語った。
中長期的な業績見通しについては「(2015年を最終年度とした)中期経営計画との乖離(かいり)はない」としつつも、短期的には「ナフサ(粗製ガソリン)価格の下落などは懸念」と述べた。〔NQN〕
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日経平均(円) | 9,240.54 | +78.86 | 18日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 10,405.85 | +103.84 | 17日 16:30 |
英FTSE100 | 5,320.86 | -29.69 | 18日 8:09 |
ドル/円 | 85.45 - .48 | +0.20円安 | 18日 16:03 |
ユーロ/円 | 109.68 - .72 | ±0.00 | 18日 16:03 |
長期金利(%) | 0.915 | -0.020 | 18日 15:29 |
NY原油(ドル) | 75.77 | +0.53 | 17日 終値 |
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