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2010年8月17日(火) 19:20 |
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被害深刻、さらなる土砂崩れも
今月11日、津山市大篠地区で発生した土砂崩れの現場で、さらなる土砂崩れが発生していることがわかりました。 津山市や県などが調査を進めているものの、依然として土砂崩れの原因は特定されておらず、復旧の目処は立っていません。 依然避難生活を強いられている住民らにも疲れが見られます。
津山市大篠地区で、今回新たに土砂崩れが見つかったのは、11日に起きた土砂崩れの現場からおよそ10メートル上の斜面です。 斜面は大きいところで幅20メートル、高さ3メートルにわたり崩れているほか、山肌が大きく陥没している箇所もあります。 今月11日の午後5時頃、民家の裏山の斜面が幅12メートル、高さ8メートルにわたり崩れ落ち、民家の一部を押しつぶしました。 幸い11日の土砂崩れではけが人はありませんでしたが、発生当時、雨は降っておらず、津山市では6日たった今も原因がつかめておらず調査を行っています。 現在、住民2世帯3人が近くの集会所に自主避難していますが、復旧の目処が立たないことなどから疲労の色が見られます。 避難する3人の窮状を見かね、16日被災地周辺の住民が集まり、今後の雨による2次災害を少しでも防ごうと斜面に倒れ掛かった竹などの撤去作業を行いました。 一方、岡山県は盆休みなどがあったため、6日経った17日からやっと土砂崩れの原因を特定するための地質調査を始めました。 土砂崩れの発生から18日で1週間を迎えます。 しかし、現場では高さ10メートルほどの木が倒れかかるなど、依然として危険な状況が続いています。 地域住民たちが一刻も早くもとの平穏な生活を取り戻せるよう、原因の究明が急がれます。
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