Magajin―ソーシャル翻訳で楽しむ国際的イラスト投稿サイト
by John Biggs on 2010年8月17日 append.gif

〔日本語版注:現在CrunchGearが一時的にダウンしているため画像が表示されません。〕

キュートな悪魔とか凶暴な少女のイラストがお気に入りで、そういイラストについて会話したいんだったらこのサイトを訪問してみるといい。1988年頃のHeavy Metal カンファレンスみたいな雰囲気もちょっとある。

Magajin [警告:時折エロあり]は、簡単にいえば、マンガ愛好家のための共有サービスだ。ただしひとひねりしてある。アーティストは作品とコメントを投稿できる。コメントの言語は日本語か英語で、サイトは自動的に翻訳を行う。翻訳は自動翻訳とクラウド翻訳の両方がサポートされており、特殊なスラングや流行語であっても、それに詳しい読者が素早く翻訳してくれる。

このサイトが目指すものは2つある。最初に気づくのは、マンガ版のDeviantART〔アーティストのためのコミュニティー〕だということで、それ自身立派な目標だ。Magajinに投稿されるアートは未来的でちょっとエロく、とても楽しい。掲載されたイラストそのものから収益化を図るのはいささか困難のようだが、アーティストは長いひらひらドレスの女の子のポスターやマグカップを売ることができるかもしれない。

2番目の特色は、特定のホビーに関連したソーシャル翻訳システムが組み込まれていることだ。現在では機械翻訳もそれなりに役立つようになってきたが、マンガ・ファンのコミュニティーではかなり特殊なスラング、術語が使われる。Google
Translateでは「スゴイね!」とか各種の顔文字を正しく翻訳できないだろうと思う。

このサイトにはブログ、ハウツー、インタビューなどのページもある。アマチュアのマンガ・アーティストとそのファンにとってはいろいろと楽しめるワンストップ・サイトになっているといっていいだろう。

大きな目の少女のイラストあるいは特殊な分野における機械翻訳テクノロジーに興味がある場合、チェックしてみることをお勧めする。

〔日本語版注:午前6:17現在、Magajinサイトはダウン中。Googleキャッシュは見える。〕

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01

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