3連敗中で11位に低迷する浦和が故障者続出の窮地に陥った。フィンケ監督は16日、前節の名古屋戦で右ひじを脱臼したFW田中と試合前のアップ中に右ふくらはぎを肉離れしたMF鈴木が、4週間以上の長期離脱をすると説明。さらに名古屋戦で右太ももを痛めたMF柏木もこの日の練習を別メニューで調整した。
主力の相次ぐ負傷に頭を抱える指揮官は、大胆な配置転換でピンチをしのぐ考え。17日の仙台戦前に、柏木の出場が困難と判断した場合は、名古屋戦の後半途中から攻撃的MFでプレーした山田暢を「スタメンで使う可能性はある」と2列目での起用を示唆した。DF以外での先発は約2年ぶりとなる山田は「シーズン中にけが人は絶対出る。その中で出る選手が頑張るしかない」と強調した。