全米プロ選手権の反省を生かして出直しを誓う石川遼=成田空港で
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全米プロ選手権で予選落ちした石川遼(18)=パナソニック=が16日、初心に戻って巻き返しを誓った。成田空港に到着した遼は、119位に終わった今季最後のメジャー戦について「結果を求めすぎていた」と反省。次戦のVanaH杯KBCオーガスタ(26日開幕・福岡県芥屋)までに一日最大1000回の素振りを課すとともに、「自分ともう一度向き合いたい」と原点に返る考えだ。
見失っていた姿勢を思い出した。帰国中の機内で遼は「去年は上達することだけ考えていた。今年は悪いスコアを出したくないと考えている」と分析。目先にこだわった結果が無念の予選落ち。巻き返しへ、今後は休養とミニ合宿。素振りで理想のスイングを追求し、同時に今季の精神面など課題をノートにチェック。最終目標のメジャーVのために「今、何をするべきかを考える」と自分を見つめ直す。
成長を試すつもりが難コースにはね返され、「自信を失いかけた」が、今はやるべきことが見えている。「2年連続賞金王は現時点では意識しない。好きなように攻めて、魅せるゴルフをしたい」。本来の姿を取り戻し、国内ツアー後半戦に挑む。 (寺西雅広)
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