日馬富士はおとがめなし“黒い交際”認められず

　１７日発売の写真週刊誌「フラッシュ」で、大関・日馬富士が暴力団関係者とされる男性と一緒に写った写真を掲載され、暴力団との関係を指摘された件について、日本相撲協会の特別調査委員会が見解を発表した。

　１３日に伊勢ケ浜親方（元横綱・旭富士）から報告を受けて調査した結果、写真が撮影された２年前の伊勢ケ浜部屋のゴルフコンペに反社会的勢力が参加していた認識は同親方、日馬富士ともになく、暴力団幹部とされる男性とも面識はないと指摘。男性を特定する調査は継続中だが、記事からは２人が暴力団と交際している事実を認めることはできないとした。放駒理事長（元大関・魁傑）は「ファンサービスをしろと言っているだけに、難しい問題だ」と話した。

　▼特別調査委伊藤滋座長（早稲田大特命教授）日本相撲協会に対し、全協会員が身辺に気を配り、誤解を招かないようにするために、指導を徹底するように提言した。

[ 2010年08月18日 ]