俳優の佐藤B作(61)が体調不良のため、東京・三越劇場で出演中の舞台「香華」を降板すると16日、発表した。08年5月に胃の3分の2を摘出する胃がん手術を受けている佐藤は定期検査で腹部に再び腫瘍(しゅよう)が見つかり、再検査が必要と診断された。今後、入院治療に専念するという。
佐藤は所属事務所を通じて「お腹の中に小さな肉芽(ニクゲ)があると言われ、いまだその肉芽が良性か悪性かも分からない状況なのですが、その肉芽が少しずつ大きくなっている」と説明。
さらに「3年前の胃ガン手術でご迷惑をかけてしまったので、このような事は二度と無いようにと努めて参りましたのにとても残念であり悔しいです」と無念の思いをつづっている。
「香華」は22日まで三越劇場で上演後、地方上演の予定だが、制作の松竹は、降板の具体的日程や代役について検討中としている。