「夏女決定トーナメント」を制した米山香織(左)、コマンド・ボリショイ組
「JWP」(15日、アゼリア大正)
夏女決定トーナメントの準決勝と決勝が行われ、米山香織&コマンド・ボリショイ組が栄冠に輝いた。準決勝では倉垣翼&ダイナマイト・関西組のパワーを連携技で凌駕し、決勝ではLeon&花月組の厳しい攻めに気迫で耐え抜いて、米山がダイビング延髄ニーで花月をKOした。
米山はマイクを握り「夏女になったということで…今はやりの“マニフェスト”言っちゃってもいいですか?」と、女子プロレス界話題のキーワードで観客を引き込むと、1つ目の約束に「9月19日、新宿FACE大会の超満員」、さらに2つ目として「メーンのJWP無差別級選手権試合…アイスリボン・さくらえみを指名します!」と、自身のベルトへの次期挑戦者に、昨年度の女子プロレスMVPを挙げた。
さくら指名の理由を聞かれると、米山は「旬な選手ですし、“おいしい素材”として気になっちゃう」と舌をペロリ。とはいえ、現時点ではさくら側とは全くの未交渉。前途は多難だが、ボリショイは「宣言するということは、私たちもいつも背水の陣。実現に向けて全力で動く」と覚悟を見せた。もはや恐れるものは何もない。団体の、そして女子プロレス界のために「米山革命」を加速させていく。
(2010年8月15日)