「新日本・G1クライマックス」(15日、両国国技館)
全日本を退団して参戦してきた小島聡(39)が棚橋弘至(33)を優勝決定戦で破って初優勝を飾った。
激闘の末、小島に敗れた棚橋は試合後、舞台裏の通路で大の字となり、荒い息を吐きながらぼうぜん自失。ようやく起き上がると「恥ずかしい…」とつぶやき、「(G1の歴史)20年で初めてフリーの選手を優勝させてしまった。オレは“戦犯”だ」と自らを責めた。「みんなの期待に応えられなかったことが一番悔しい」と言葉を絞り出し、控室に消えた。
(2010年8月15日)