チーム青森を脱退し、新チーム「ロコ・ソラーレ」のキャプテンとして再出発することを表明した本橋麻里は会見後報道陣に囲まれる=東京・南麻布のNTTLS
カーリング女子の06年トリノ、10年バンクーバー両五輪代表、本橋麻里(24)=NTTラーニングシステムズ=が16日、都内でチーム青森からの脱退と、故郷の北海道北見市を拠点とした新チーム「ロコ・ソラーレ」の主将就任を発表した。
本橋は「青森で5年間、五輪や世界選手権で思っていた結果が出せなかった。五輪が終わって一区切りだと思った。『卒業』という感じ」と説明した。そして「チームの和を作ることからスタートさせたい。もっと強いきずなを自分自身が作っていく。そういう課題が私にあると思った」と新たな決意を明かした。
「ロコ・ソラーレ」は、太陽の常呂(ところ)っ子を意味する造語。チームは主将・本橋ら北海道の旧常呂町(現北見市)出身の5人で構成されている。7月に顔を合わせ、8月上旬には第1回合宿も行った。
本橋は夏場は東京を拠点とし、シーズン中には北見市に戻るという。「選手である以上、目標はオリンピック。でも、足元を見つめてやっていきたい」。ゼロからの再出発を誓った。
(2010年8月16日)