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京都で「五山送り火」巨大な火文字が夜空に浮かぶ

古都の夜空に浮かび上がった「大文字」の送り火

 夏の終わりを告げる古都の風物詩「五山送り火」が16日、京都市を囲む山々で行われ、鴨川にかかる橋の上やビルの屋上に集まった浴衣姿の観光客らが、巨大な火文字を見つめた。

 市内のビルの照明が消され、東山の如意ケ嶽の「大文字」に点火されると、一辺最長160メートルの「大」の字が暗闇に赤々と浮かび上がった。続いて「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」と順に燃え上がった。京都地方気象台によると、市内の最高気温は35・5度。人々は汗をぬぐいながら、扇子を手に炎に見入った。

[ 2010年8月17日付 ]

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