２５日に臨時横審を開催　調査委に物言い

　横綱審議委員会が２５日に臨時横審を開くことが、１６日決まった。相撲協会ではなく横審が自主的に招集をかけた形で、議題は外部委員会への“物言い”になりそうだ。

　特別調査委員会の伊藤滋座長が、一部月刊誌に大相撲賭博調査をテーマに寄稿し、その中で横審について「横綱の品格や見識を問うていればいいのであって、改革についてお節介を焼かなくてもいい」「権威主義的な昭和の遺物」などと批判した。

　これについて、横審の沢村田之助委員は「横審のこと、あれだけおっしゃって驚きました。横審のことさえやってりゃいいとは乱暴。軽率な発言だと思います。いい気分はしてません」と憤慨。「（臨時横審で）議題にしたい」と話し、調査委へ物言いをつけるかについても「そうなるかもしれませんね」と話した。