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年収1000万円…「広報室長」を一般公募 

 独立委員会は16日、両国国技館で第5回会合を開き、日本相撲協会の広報体制の強化策として、陸奥広報部長(元大関・霧島)を補佐する「広報室長」を一般公募する案をまとめた。20日の相撲協会理事会に提案する。

 担当の渡辺美樹委員は「広報が下手だと内部の親方や関取に情報が伝わらず、外部にも誤解される。そこで公募しようと提案した」と説明。選考の条件は「大相撲が大好きで、人生経験があり、文科省などともしっかり意見を交わせる人」。広報業務経験や年齢、性別は不問とするが「大変な仕事だと思うので、それができる調整能力が大事。広報能力よりも人間力を重視したい」と話した。

 年収は1000万円程度で、選考は書類選考、面接、論文、最終面接の手順を想定している。木暮浩明委員(74=伊藤忠商事理事)が一流企業の広報担当者を中心に個人的に人材を探していたが、渡辺委員は「(他者からの)推薦も含めた公募になる。何万人も面接をしてきた私もお手伝いしたい」という。20日の協会理事会で正式決定後、今月下旬からの2週間程度が公募期間となる予定。秋場所後には新広報室長を決定したい意向だ。

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