アニキ“天井直撃打”取り消しに５０％減額裁定

１５日のヤクルト戦、打ち直しで本塁打を放った阪神・金本は、審判団の向こうでファンの声援に応える Photo By スポニチ

　日本プロ野球組織（ＮＰＢ）の加藤良三コミッショナー（６８）は１６日、１５日の阪神―ヤクルト１７回戦（京セラドーム）で球場特別グラウンドルールの適用を誤った坂井遼太郎審判員に厳重戒告と当該試合の出場手当（２万４０００円）の５０％減額、同ルールの確認を怠った友寄、嶋田、谷の各審判員と井野審判部長、前川審判部特別顧問にそれぞれ注意処分を科した。

　一塁塁審を務めた坂井審判員は２回、グラウンドルールで「ボールインプレー」と規定されている天井のスーパーリングに当たってフェアゾーンに落ちた阪神・金本の打球をファウルと判定。審判団は誤審と認めながらファウルとして試合を続行した。同審判員は公式戦３試合目の出場だった。

[ 2010年08月17日 ]