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北教組違法献金:「信頼関係損ねた」 定期大会で謝罪

 辞職した民主党の小林千代美前衆院議員(北海道5区)陣営への不正献金事件で団体としての有罪判決が確定した北海道教職員組合(北教組)の定期大会が13日、札幌市内で始まった。自身も執行猶予付きの有罪が確定した長田秀樹委員長代理は「子供、保護者をはじめ、教育関係者に多大な影響を与え、信頼関係を損ねたことを改めて深くおわびしたい」と謝罪する一方、北教組が今後も選挙などの政治活動を続けていく考えを示した。

 北教組と長田代理は札幌地裁の公判で政治資金規正法違反の起訴内容を全面的に認め、6月に有罪判決を受けた。長田代理はあいさつで、信頼回復に向けて法令順守に努め、第三者委員会で組織運営の在り方も検討していると、改革姿勢をアピール。一方で、事件を契機に道教委が実施した服務規律実態調査は「不当労働行為に当たる」と批判し、保護者や住民からの通報制度についても撤回を求める運動を続けるとした。

 大会には道内20支部から代議員ら約350人が出席したが、この日は事件についての議論はなかった。最終日の14日、事件の責任を取って立候補を見送った長田代理らに代わる新執行部が選出される。【千々部一好】

毎日新聞 2010年8月14日 北海道朝刊

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