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2010年8月16日(月) 19:30 |
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色とりどりのオンバが男木島を彩る
「瀬戸内国際芸術祭」の会場の一つ高松市の男木島で、島の人たちの生活に欠かせない手押し車「オンバ」を使ったアートに取り組む芸術家たちがいます。今、その「オンバ」が島を彩っています。
乳母車やお年寄りが使う手押し車のことを讃岐弁で「オンバ」といいます。 高松市の男木島です。 山の斜面に小さな集落が広がる人口約200人の島に、連日、大勢の観光客が訪れ賑っています。 坂道や狭い道が多い男木島の生活には「オンバ」が欠かせません。 ツアーは、オンバのアートを制作する芸術家グループが企画しました。 オンバを押しながら島の生活を体感してもらおうというものです。 高松市の現代アート作家・大島よしふみさんです。 大島さんら5人のグループは、島の人のオンバを預かってリメイクし、また使ってもらおうと考えています。 製作を依頼した第一号松下テルミさんのオンバは、島から見る夕陽をイメージしたデザインに仕上がりました。 大島さん達は、これまでに9台のオンバをリメイクしました。 島は、カラフルなオンバで彩られています。 15日も評判を聞きつけた島の人が、使い込んだオンバを持って工房を訪れました。 オンバを通して島全体を一つのアートにしようという大島さんの思いが広がっています。 芸術祭期間中、30台のオンバを製作する予定です。 色とりどりのオンバが、真夏の男木島を走ります。
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