猛暑日となった東京。日没後のお台場では、海水に足をつけて涼をとる姿が見られた=16日夕、越田省吾撮影
太平洋高気圧に覆われた日本列島は16日も、全国で厳しい暑さに見舞われた。最高気温が35度以上の猛暑日は、関東や近畿、中国地方など全国134カ所で記録。群馬県館林市と伊勢崎市では38.2度、東京都練馬区と埼玉県越谷市、鳩山町では38.1度を観測し、東京都心でも36.3度に達した。東京・お台場では日没後、海水に足をつけて涼をとる姿が見られた。
各地では熱中症とみられる被害が相次ぎ、埼玉県草加市と深谷市で女性計2人が死亡、同県と神奈川県、栃木県で男性計5人が重体。東京消防庁によると、都内で125人が救急搬送された。東京都江戸川区では二つの中学の男子生徒9人が野球の試合中に体調不良を訴えて病院に搬送され、埼玉県蕨市では私立高の野球部員7人が練習中に熱中症とみられる症状を訴えて病院に運ばれた。
高気圧は依然強い勢力を保ち、特に西日本では今後1週間ほど猛暑日が続くとみられる。
「ジャンボ機が消えた」「御巣鷹山に登れ」。想像を絶する膨大な犠牲者、奇跡的な4人の生存者、混乱する情報…。航空史上最悪の惨事を当時の朝日新聞はどう伝えたのか。