(cache) 東シナ海連絡体制で中国が提案 衝突防止めぐり - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 東シナ海連絡体制で中国が提案 衝突防止めぐり

     東シナ海などでの偶発的衝突の防止に向けた日中防衛当局間の海上連絡体制構築に関して、中国側が年次会合や緊急事態に対応する専門家会合、防衛当局間のホットライン(直通電話)など「四つの柱」(中国側)を日本側に提案していることが14日分かった。日中両政府の関係者が明らかにした。

     中国海軍は外洋作戦能力を急速に向上させており、東シナ海では日中間の海上摩擦が多発している。日本側は衝突回避に向けて具体案を示してきた中国側の姿勢を前向きに評価しており、年内の合意取りまとめを視野に協議を加速させたい考えだ。

     ただ、日本側が連絡体制の実質的措置として重視するホットラインの設置レベルをめぐっては、防衛相―国防相間を求める日本側に対し、中国側は「機敏に対処するにはレベルが高すぎる」として難色を示し、隔たりがある。

     関係者によると、中国側は7月26日、東京で2年3カ月ぶりに開催された防衛当局間の共同作業グループ協議で、(1)1年間を振り返り評価する年次会合(2)専門家会合(3)ホットライン(4)緊急時に現場の艦艇、航空機間で使用する周波数や信号の共通化―を提案した。

      【共同通信】