たばこ喫煙者率 過去最低に
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たばこ喫煙者率 過去最低に

8月17日 4時33分

健康志向の高まりや、この秋の値上げなどを背景にたばこを吸うのをやめる人が増えており、日常的にたばこを吸う人の割合はおよそ24%と15年連続で過去最低となりました。

これは「JT=日本たばこ産業」が3万2000人の成人を対象にアンケート調査したもので64%に当たる2万631人から回答がありました。それによりますと、日常的にたばこを吸う人の割合は去年と比べて1ポイント減って23.9%となり、15年連続で過去最低となりました。過去最高だった昭和41年の調査の49.4%と比べると半分以下に減りました。男女別で見ると、去年と比べて女性が0.2ポイント増えたのに対して男性は2.3ポイント減りました。中でも20代や30代の男性が目立って減っており、JTでは健康への関心の高まりが背景にあるものとみています。また、たばこ税の税率の引き上げに伴ってことし10月から大幅に値上げされることも、たばこを吸う人が減る要因になっているとみています。今後の見通しについてJTでは「今回の値上げが実施されれば、たばこを吸う人はさらに減るのではないか」と話しています。