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「駄目なら桜肉に」背水13歳再登録馬が勝利

ゴールデンバージと山田勇作調教師
ゴールデンバージと山田勇作調教師
Photo By 共同

 北海道帯広市の「ばんえい競馬」で、処分寸前からはい上がった13歳の競走馬が“中高年の星”として注目されている。人間なら50代後半で一度は登録抹消され食肉用になりかけたが、異例の再登録を経て2年1カ月ぶりの復帰戦(7月)で圧勝。15日の復帰3戦目でも勝利した。

 山田厩舎(山田勇作調教師)の牡馬「ゴールデンバージ」で、この日の第4レースでは単勝1番で、残り20メートルから2頭を差して快勝。山田調教師は「気も若くまだまだやれる。頑張る姿に励まされる」と声を弾ませた。

 同馬は97年生まれで99年にデビュー。勝ち星を重ねたが徐々に成績が落ち、08年6月を最後にレースから遠ざかり昨年10月に登録抹消された。道内各地の草競馬で走ったがそこでも低迷。処分の噂が流れた際、かねて「素質がある」と感じていた山田調教師が交流のある馬主に「安いから」と頼み買ってもらった。「駄目なら桜肉(馬肉)」(山田調教師)と考えていたが、7月19日の復帰戦では後続を約10秒ぶっちぎってみせた。

 「ばんえい競馬」を運営するオッズパークばんえいマネジメントの担当者は「13歳での勝利は記録にない。この馬のグッズを製作する話も持ち上がっている」と話した。

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