本橋麻里が新チーム「ロコ・ソラーレ」結成

新チーム結成で記者会見し、笑顔を見せるカーリングの本橋麻里 Photo By 共同

　カーリング女子の２００６年トリノ、１０年バンクーバー両冬季五輪代表で、「マリリン」の愛称を持つ本橋麻里選手（２４）＝ＮＴＴラーニングシステムズ＝が１６日、東京都内で記者会見し、所属していたチーム青森を脱退して、自身を中心とする新チームを結成したと発表した。

　主将の本橋選手ら北海道の旧常呂町（現北見市）出身の５人で構成するチームの名称は、太陽の常呂っ子を意味する造語の「ロコ・ソラーレ」。７月にメンバーの顔合わせをすませ、９月にも合宿を行う予定。本橋選手は夏場は東京に拠点を置き、シーズン中は北見市に戻るという。

　トリノ五輪で「カーリング娘」として人気を集めた日本代表のチーム青森の一員で７位入賞した本橋選手は、２月のバンクーバー五輪でも８位となった。しかし五輪２大会で力不足を痛感し「チームの和をつくるところからスタートした方が、人間としても選手としても成長できるのではと思った」と説明した。

　１４年ソチ五輪については「五輪にはそんなに重きを置いていない。力がついていけば確実に目標になるが、今の時点では夢」と語るにとどめた。

　本橋選手と引退した目黒萌絵選手が離れたチーム青森は、新加入の青田しのぶ選手を含めた４選手でソチ五輪に向けた活動を継続している。

[ 2010年08月16日 17:04 ]